再開発進む港区、未来の街はどんな街?
【神宮外苑の再開発について】
明治神宮外苑は、2022年から2035年まで10年以上に及ぶ大規模な開発が行われます。
新しい明治神宮野球場が建ち、秩父宮ラグビー場は屋根付きの全天候型ラグビー場になり、伊藤忠本社も190m近くのビルに建て替わるなど、神宮外苑の様子は一変します。老朽化が懸念されている施設が新しく生まれ変わる一方、ゴルフ練習場、バッティングセンター、フットサルコートなど、無くなってしまう既存施設も多く、現在のような市民が使いやすいスポーツ公園としての特性が失われる懸念も指摘され、また絵画館前のイチョウ並木の景観保存についても港区議会で繰り返し取り上げられ、行政も繰り返し、事業者を指導し保存に務める事を明言しています。(計画の全体像が明らかになるにつれ、色々意見が出されている神宮外苑の再開発ですが、再開発情報は、東京都や港区のホームページで知ることが出来ますので是非ご覧ください。)
【イチョウ並木は本当に大丈夫? 開発事業者から新資料が公開!】
計画では、絵画館前のイチョウ並木の道路境界より8メートルと近い位置に、地下何十メートルもの巨大構造物(新球場)が出来るため、イチョウの根や生育環境に与える影響が懸念されています。この10月に、神宮外苑再開発を担当する三井不動産のHP「神宮外苑地区まちづくり」において、植物に関する新しいデータが公表されました。今後、東京都の環境評価審議会でも検討が進められ、開発計画について様々な議論が進むと思われます。
私は、イチョウ並木の景観保全について、港区の行政や我々議会は未来の社会に対して責任を負う立場にあると痛感しています。まずは、再開発計画の存在とその課題について、地域の皆様を含めて社会に広く知っていただき、その上で、再開発が各所で進む港区において、私たちが主体的に街づくりに関わることができるよう、ご一緒に取り組んでいきたいと思います。
( 参考リンク)