知っていますか?賞味期限と消費期限の違い
・賞味期限=おいしく食べることができる期限
・消費期限=食べても安全な期限(下図参照)
この違いがしっかり社会で理解されていないと、トラブルが生じます。例えば、能登の被災地でも、賞味期限間近のペットボトル飲料水の寄付について、メディアで問題になりました。
賞味期限切れの水、あなたならどうします?
賞味期限は、過ぎてもすぐ廃棄せずに、自分で食べられるかどうかを判断ることも大切です。
しかし、通常のフードバンクや食材寄付の活動では、「賞味期限内」の食品寄付を条件とするため、賞味期限切れの食品の扱いでトラブルが生じることもあります。
能登の被災地でも、被災地に賞味期限切れの水が大量に届いた、と報道され、問題になりました。しかし、断水がおきた地域等では、ペットボトルの水は生活用水としても使用できますし、そもそも飲料水の「賞味期限」とは、品質ではなく表示容量が確保できる期間です。賞味期限が切れても、未開封で適切に保存されたペットボトルの水は、問題なく飲めます。
こうした知識は、日常から身に着けておくことで、いざという時に騒がない、誤解しない、賢い消費者として行動することができます。
賞味期限と消費期限の違いを理解した上で、用未期限切れの食品を無駄にしない消費者を目指しましょう。